当ブログは2003年の10月からアルパカニット製品の販売を手掛け、年間に延べ200以上のアルパカ製品を販売する、インペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。魅力的なアルパカニットのアレコレを発信しております。ショッピングサイトはこちらから
15年以上アルパカニットを販売してきて分かってきたこと
右は2003年にアルパカニットを初めて掲載したときのカタログ誌面 |
当ブログを運営しているインペリアル・エンタープライズ株式会社 [略称I・E・I(アイ・イー・アイ)] では、2003年の10月からアルパカニット製品を販売するようになりました。
アルパカニットを着用されたお客様の多くは、抜群の保温性と肌ざわり、そして心を奪うような素敵なデザインの虜(とりこ)になります。
一般的に、アルパカニットには次のようなイメージがあります。
- まるで日だまりにいるような、癒やされるような暖かさ
- 穏やかでのんびりとした時間を過ごしたくなる
- ほっとするひととき、くつろぎの時間をくれる
- ウキウキするような素敵なアンデスの伝統柄
- おしゃれを楽しむ大人のニットデザイン
- 見た目だけでなく気持ちまで若々しくさせてくれる
そして、リピート購入をされる方が多いのもアルパカニットの特徴です。
こちらのページでは、お客様から頂戴したご意見やご指摘などをご紹介しつつ、アルパカ素材の特徴(素材特性やメリット・デメリット)を詳しくご説明いたします。
長文になりますので、よろしければ目次も利用してください。
生き物としてのアルパカの特徴とは
アルパカは南米のアンデス山脈の高地(海抜3,500~4,000メートル)に生息するラクダ科の動物です。
アルパカは南米大陸で誕生し、少なくとも紀元前約3,000年までには家畜として人と一緒に暮らしていたようです。
性格は臆病で恥ずかしがり屋さんなのに、好奇心は旺盛。
時には愛らしく、時にはイケメンな表情で、近年とても人気の動物です。
アルパカの生態について詳しく知りたい方は、「【癒し度120%】アルパカの性格・寿命・生態・生息地を解説」の記事をご覧ください。
繊維素材としてのアルパカ毛の特徴とは
アルパカの毛は、繊維の一本一本がストローのように空洞になっているので、暖かい空気をためこんで高い防寒性能を発揮します。
冬の寒さをしのぐ繊維としてとても貴重な素材で、「アンデスの宝石」とたたえられたり、「神々の繊維(The Fibre of the Gods)」と呼ばれるほどです。
アルパカはウールやカシミヤに比べると保温性や耐久性に優れています。
お手入れも簡単なため、高級獣毛の部類の中でもとても重宝されています。
アルパカの中でも繊維がより細い「ベビーアルパカ」と呼ばれる毛は、世界でももっとも贅沢な繊維のひとつと言われています。
これでまるわかり!アルパカ毛の特徴(メリット)
アルパカ素材の特徴(メリット)をまとめると以下の通りです。
1.滑らかでやわらかい至福の感触
アルパカニットの良さを一番に実感できるのが、シルクのような滑らかな手触りです。
ウールのようなガサガサ感もなく、何度も触りたくなるスベスベとした心地よさがあります。
「ベビーアルパカ」はその感触はより顕著で、しっとり感が増してクセになるような手触り・肌ざわりに魅了されます。
2.カシミヤをしのぐと言われる高い保温性
アルパカニットを買って良かったと思えるのが保温性の高さです。
アルパカの毛は、繊維の一本一本がストローのように空洞になっているので、断熱材のように暖かい空気をためこんで高い防寒性能を発揮します。
なんとも言えない「癒やされるような暖かさ」がたまりません。
3.毛玉が出にくいのでお手入れがラク
毛玉があると少しみすぼらしい感じになり、せっかくのニットも台無しですよね。
アルパカの毛はニットにありがちな毛玉が出にくい素材なので、新品のような編み地の美しさが長続きします。
毛玉取りブラシの出番もほぼありません。
4.何年も、場合によっては何十年も着られる
アルパカの毛は耐久性が高いことでも有名です。
その証拠に、必要最低限のお手入れをすることで、10年、15年と長く着用される方もいらっしゃいます。
5.放湿性が高くカラッとした暖かさ
アクリルなどの化学繊維でできたニットはどうしても蒸れたり、汗冷えしたりします。
アルパカニットは放湿性が高く、温度調節機能も兼ね備えているので、心地よい暖かさを実感できます。
6.汚れにくいのでお手入れは必要最低限
アルパカの毛には油分が含まれるため、水分やにおいを寄せ付けにくくお手入れが簡単です。
何度も洗濯するようなものではありませんので、シーズン終了後に信頼できるクリーニング店に出すだけでOKです。
アルパカ製品のお洗濯方法については、「必見!アルパカニットの正しい洗濯やお手入れ方法」の記事をご覧ください。
7.軽くて着ていても疲れにくい
アルパカの毛の内部は空洞になっているので、素材自体がとても軽量です。
アルパカニット製品は軽い着心地で、疲れや肩コリが生じにくいと評判です。
8.体の動きにフィットする着心地
アルパカの毛は柔らかいので、ふんわりとした仕上がりです。
体の動きにフィットするので着ていて煩わしさがありません。
お散歩や買い物、旅行などのお供にもおすすめで、長時間着ていてもストレスがありません。
9.心奪われるアンデス柄デザイン
歳を重ねると年齢に合った服を着るようになり、無理に若作りするようなことも少なくなりがちです。
鏡に映る自分の姿に自信が持てなくなるものですが、アルパカニットを着るとそれが一変。
ウキウキするような楽しいデザイン、アンデス伝統の鮮やかな色彩など外見のみならず内面も若々しくさせてくれます。
明るく活動的な気持ちになるので、着るのが嬉しくなります。
10.高級素材の中でも総合的に高い評価
ウールやカシミヤ、アンゴラなど、獣毛と呼ばれる暖かい素材と比べてもそれらしい欠点がなく、アルパカは総合的に高いスコアになっています。
※上記の表は一般的な品質を想定しています。
※すべての商品がこの通りではありません。あらかじめご了承ください。
お客様から頂戴したご意見やご指摘(デメリット)
これまでにアルパカの良い部分にスポットを当ててご説明してきましたが、ここからは反対の意見もご紹介いたします。
この項では2015年までさかのぼり、当社アルパカ製品について頂戴したご意見やご指摘をまとめました。
お声:「薄手のアルパカニットだと思ったより暖かくない」
<当店の回答>
アルパカニットの保温性を発揮するには正しい重ね着が必要です。
ニットの下に肌着を何枚も着てしまうと体温が伝わりづらく、効率よくニットに熱を蓄えることができません。
また、ニットの上に何も羽織らずに寒い場所や冷たい風の吹くところにいると、熱は逃げてしまいます。
効率よく熱をためるためには、ニットの下には肌着を何枚も重ね着しない、屋外など寒いところではニットの上にアウターを羽織ってみてください。
お声:「ポケットのない商品が多い」
<当店の回答>
アルパカは保温性が高いため、ご紹介する商品の多くが薄手のニットになります。
薄手のニットにはポケットを作ることがほとんどないため、ポケットのない商品が多くなっています。
お声:「LLや3Lなど大きめサイズの取り扱いが少ない」
<当店の回答>
LLサイズはここ数年でやっと充実してきました。
しかし3Lに至ってはまだまだ不十分であることを認識しております。引き続き努力してまいります。
お声:「女性ものが多いので、男性ものも作ってほしい」
<当店の回答>
男性または男女兼用サイズは、ここ数年でだいぶ取り揃えることができました。
お陰様で年々ご注文も増えてきております。プレゼント用としてご購入いただくケースも多いようです。
お声:「売り切れてしまい買えないことがある。もっとたくさん作ってほしい」
<当店の回答>
欧米で人気のアルパカニットは供給量が追い付かず、人気商品はすぐに売り切れてしまいがちです。
ご期待に沿えるよう努力してまいります。
アルパカニットを着ていて困ったこと(デメリット) ベスト5
この記事を書いているスタッフが感じる、アルパカニットを着ていて困ったこと(デメリット)ベスト5もご紹介いたします。
ご参考にして頂ければ幸いです。
1位 油断するとすぐに汗をかく
冷え症なのに暑がりな私。例えば、コートの下にアルパカニットを着て満員電車に乗ってしまうと、ポッポポッポと体がほてってじんわりと汗をかきます。
また、温かいものを飲食するだけでも、じんわり汗ばんでしまいます。それだけ保温性が高いのだと思います。
「さすがにその状況では汗はかかないよ」という方もいるとは思いますが、アルパカの保温力は容易に実感できると思います。
ときおり、ダウンのような暖かさを感じる時があります。
2位 汚してはいけないというプレッシャー
アルパカは油分を含むので、臭いや水を弾き汚れに強い特性を持ちます。でもやっぱり高級毛なので汚したくありません。
そういったプレッシャーを感じてしまうので、特に食事には気を遣います。
飲食店ではアルパカニットを脱ぐことが多いです。
3位 品質の良いアルパカニットを選ばないとチクチクする
敏感肌(乾燥肌が原因)なので、品質の良くないアルパカニットはチクチクします。
絶対に着用できない!っと言うほどでもないのですが、一度気になってしまうと仕事も手につかなくなります。
手前味噌で恐縮ですが、アルパカタウンで販売している「●ペルー政府推薦の高級アルパカを100%使用」した商品ではこういったことは起きていません。
アルパカニットのチクチク対策について詳しく知りたい方、「これで克服!アルパカニットのチクチクを解消する7つの方法」の記事をご覧ください。
4位 やっぱり、いいお値段
品質の良し悪しは別にして、カシミヤはここ数年でだいぶお安くなりましたね。
本当に高級獣毛かと思うほどの値段です。
同じく高級毛のアルパカは、欧米諸国での需要が高く、特に質の良いアルパカニットは価格が上昇傾向にあります。
ただし、アルパカはいいお値段はするものの長く着続けられるので、年間で換算すればカシミヤ以上にお得感があるのは間違いありません。
5位 気軽に洗濯ができない(する必要がない)
(私もそうですが)洗濯好きにはちょっと慣れない部分だと思いますが、アルパカニットは着るたびに洗濯をする製品ではありません。
なので、着た後にホコリを落とし、平置きで陰干しをおすすめしております。
最低でも月に一度くらいは洗いたいのですが、ここはアルパカの防汚性能を信じましょう。
季節の変わり目にはクリーニングに出して、戻ってきたらビニールをとって必ず防虫剤と一緒に保管してください。
湿気に弱いので除湿剤も併用することをお忘れなく。
まとめ
いかがでしたか。
アルパカニットの特徴(メリットとデメリット)について理解が深まったでしょうか。
もしアルパカニットについてご不明・ご質問などございましたら、下記ページよりお問い合わせください。
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アルパカタウンについて
アルパカニット専門店「アルパカタウン」では、ペルー政府が公的に認めるアルパカ素材を中心に100種類以上のアルパカニット商品をご紹介しています。
「冷え症でお困りの方」「寒がりさん」「薄くて着ぶくれしない、暖かなニットを探している方」などから特にご好評をいただいています。
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略称 I・E・I(アイ・イー・アイ)
設立年月日:昭和57年(1982年)9月1日
資本金:100,000千円
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