アルパカコートの特徴 ~暖かさや購入時のポイントなど~

2022/02/10

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アルパカコートを着た女性の写真

アルパカのコートって暖かいの?
どんな特徴があるの?

アルパカコートが欲しいと思ったけど、実際はどうなのか知りたいですよね。

こちらの記事では、以下についてご説明いたします。

  • アウター全体の中で、アルパカコートはどのくらい暖かいのか?
  • アルパカ素材の特徴は?
  • アルパカと似た素材との比較
  • アルパカコートを選ぶときのポイント
  • 気になるアルパカコートのお手入れ方法

最後までお付き合いください。

アルパカのコートって暖かい?

グレーのアルパカコートを着ている女性の写真

アルパカのコートは、数あるコート類と比べてどのくらいの暖かいのでしょうか。
素材別のコートの暖かさ比較は、次の通りです。

<素材別コートの暖かさ比較>

  1. ダウン
  2. 獣毛素材(アルパカなどのコート)
  3. 綿や化学繊維素材

最も暖かく、寒冷地や厳冬期に適している素材はダウンです
それは、南極観測隊やエベレスト登山隊に採用されていることからも明白です。

もしあなたが、とにかく暖かいコートを望むなら、ダウン素材を検討するといいでしょう。

ダウン素材に続いて暖かいのは、獣毛素材です。
アルパカのコートはここに位置しています。

獣毛素材とは、ウール、アンゴラ、カシミヤ、そして、この記事のテーマである「アルパカ」の毛などを指します。
暖かさもあり、かつ、ファッション性のあるコートを欲しい人にはうってつけです。

最後が、綿や化学繊維素材です。
厚手のものから薄手のものまで、種類によっては秋口から春先まで幅広いシーズンに活躍します。

アルパカの生態について詳しく知りたい方は、「アルパカの性格・寿命・生態・生息地域・鳴き声を解説」の記事もご覧ください。

次に、アルパカ素材の特徴をご説明いたします。

アルパカ素材の特徴

アルパカニットの寄り画像

アルパカ素材の特徴は、なんといってもその暖かさ。

薄手で作られることが多いので、ダウンコートのようにかさばらず、電車や屋内では脱いで持ち歩くことができます。
また、ファッション性も高いのがアルパカコートの特徴です。

カシミヤやウールなどの獣毛素材全般にもいえることですが、スーツの上に着ても格好がつきますし、モコモコとした素材感がカジュアルな場面でのコーディネートにもなじみます。

アルパカコートのメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

  1. カシミヤを凌ぐといわれる高い保温性
  2. 毛玉が出にくいのでお手入れがラク
  3. 何年も、場合によっては何十年も着られる
  4. 放湿性が高くカラッとした暖かさ
  5. 汚れにくいので洗濯は必要最低限
  6. 軽くて着ていても疲れにくい
  7. 高級素材の中でも総合的に高い評価

デメリット

  1. 稀少な素材のため、価格が高め
  2. 品質の悪いアルパカはチクチクする
  3. 販売されているコートの品数がとても少ない
  4. カシミヤやアンゴラに比べると、手ざわりは劣る

アルパカの素材についてより詳しく知りたい方は、「アルパカ毛の特徴について ~素材特性やメリット・デメリットがまるわかり~」の記事を参照してください。

獣毛素材の比較

続いて、ウールやカシミヤ、アンゴラなど、他の獣毛素材とも比較してみましょう。

獣毛素材のレーダーチャート図

※上記の表は一般的な品質を想定しています。
※すべての商品がこの通りではありません。あらかじめご了承ください。

アルパカは、保温性・肌ざわり・汚れにくさ・毛玉の出にくさなどの項目でそれらしい欠点がなく、総合的に高いスコアになっています。

加えて、毛玉が出にくく、汚れを寄せ付けない性質もあるので、人によっては10年、15年と長く着られる耐久性の高さも魅力です。

ウール

ウールの良さは、シワになりにくいという点です。
また、流通量が多いので価格も安く、さまざまな商品がデザインで販売されています。

手ざわりはややゴワゴワとしていて、重量感もそれなりです。

カシミヤ

カシミヤの良さは、暖かさと肌ざわり、そして軽さです。
シルクのような滑らかな手ざわりはアルパカ以上で、ラグジュアリー感も抜群です。

デリケートな素材のため水や汚れに弱く、毛玉や毛羽立ちができやすいので、大切に扱わないとみすぼらしく見えてしまいます。

アンゴラ

アンゴラもカシミヤに負けない暖かさと肌ざわり、そして軽量感があります。

カシミヤ以上にデリケートな素材で、抜け毛が他の衣類に移ることがあるので注意が必要です。

アルパカ・ウール・カシミヤの比較記事を読みたい方は、「【徹底比較2】アルパカとカシミヤとウール ~保温性や重さ、値段の違いは~」の記事を参照してください。

アルパカコートを選ぶときのポイント

ファーが付いたベージュのアルパカコートを着ている女性の写真

最後に、アルパカコートを購入する際のポイントをご紹介いたします。

メルトンコートがおすすめ

ニットで作られたコートは編地から冷たい風が入ってくるので、真冬に戸外で使うには適しません。

暖かさを求める方は、フェルト状のメルトン地のコートを選ぶといいでしょう。
メルトンコートには、代表的なものとして次のものが挙げられます。

  • チェスターコート
  • ステンカラーコート
  • トレンチコート
  • ガウンコート
  • Pコート
  • ダッフルコート

メルトンコートよりも防寒力は劣りますが、ニット編みのコートもあります。
ニットは、ハイゲージとローゲージに分類することができ、暖かさの比較としては、以下の通りです。

ハイゲージニット > ローゲージニット

ハイゲージニットとローゲージニットの違いは、網目の大小です。

  • ハイゲージニット…網目が見えないほど細かく編み込まれていて、防寒力が高い
  • ローゲージニット…ざっくりとした大きな網目が特徴のニットですが、防寒力が低い

ローゲージニットは、商品によっては綿や化学繊維素材よりも防寒力が劣る場合があります。

共通していえるのは、ニットコートを選ぶ際には、裏地付きのものを選ぶと暖かさが増します。

混紡率について

混紡率が低いと暖かさも落ちてしまいます。

アルパカ100%のコートは最も暖かいのは間違いありませんが、アルパカ80%とアルパカ50%のコートなどの商品もあり、一般的には混紡率の低いほうが保温力は落ちます。

低品質のもの

品質とはアルパカの毛、および、紡績技術を指します。

品質の良くないアルパカの毛はチクチク感が増し、紡績技術がしっかりしていないと、抜け毛や毛玉の原因となるので注意が必要です。

アルパカ毛の品質については、「アルパカ繊維の品質(ランク)について」の記事で解説しています。

信頼できるお店での購入がおすすめ

以上のポイントをカバーしてくれるのは、専門店です。

専門店なら紡績技術や検品技術のレベルが高いので、これらのポイントを踏まえたうえで製造・販売を行なっているところが多いです。

購入する際は、信頼できる専門店から探すのがいいでしょう。

アルパカコートのお手入れ方法について

衣替え収納でニットに防虫剤を乗せている写真

アルパカのコートは、基本的に以下のようにお手入れをします。

  1. 着た後はブラッシングで汚れや静電気を取り除く
  2. ブラッシング後は畳んで収納し、数日は休ませる
  3. 季節が終わったら、手洗いか信頼できるクリーニング店に
  4. 衣替え収納では密閉したケースに防虫剤を入れて保管

それぞれ、簡単にご説明します。
より詳しく知りたい方は、「必見!アルパカニットの正しい洗濯やお手入れ方法」の記事をご覧ください。

着た後はブラッシングで汚れや静電気を取り除く

アルパカニットは、脱いだら馬毛など柔らかいブラシでブラッシングします。
目的は、汚れや静電気を取り除き、毛並みを整えることです。

こうすることで、より長い期間キレイに着続けることができます。

ブラッシング後は畳んで収納し、数日は休ませる

一度着たアルパカコートは、少なくとも翌日は休ませる必要があります。
アルパカ素材は耐久性のある素材ですが、続けてきると摩擦により繊維が傷みやすく製品寿命が短くなってしまうからです。

ただし、これはアルパカに限ったことではなく、カシミヤやウールなどの獣毛素材にも同じことがいえます。

季節が終わったら、手洗いか信頼できるクリーニング店に

洗濯方法は、製品によって異なります。

製品に付いているタグを確認することで、洗濯方法が分かります。
洗濯に自信がない方は、信頼できるクリーニング店にご相談するといいでしょう。

衣替え収納では密閉したケースに防虫剤を入れて保管

春になり衣替え収納する際は、必ず防虫剤を入れて保管してください。
もし可能であれば、除湿剤も一緒に入れるといいでしょう。
こうすることで、虫食い対策になります。

秋冬シーズンで再び使う際は特に洗濯は不要です。
陰干しの平干しをしてあげると、気持ちよく羽織ることができます。

アルパカニットの専門店「アルパカタウン」について

アルパカは、コートだけではなくアパレルとして優秀な素材です。

当ブログを執筆しているアルパカニットの専門店「 アルパカタウン」では、ペルー政府が公的に認めるアルパカ素材を中心に100種類以上のアルパカニット商品をご紹介しています。

セーター、チュニック、ベスト、マフラーなどのニット製品が100種類以上。

また、「冷え症でお困りの方」「寒がりさん」「薄くて着ぶくれしない、暖かなニットを探している方」「着るのが楽しみになる洋服が欲しい方」などから特にご好評をいただいています。 下記の画像をクリックしてアクセスしてください。

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この記事を書いた会社
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略称 I・E・I(アイ・イー・アイ)

設立年月日:昭和57年(1982年)9月1日
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