当ブログは2003年の10月からアルパカニット製品の販売を手掛け、年間に延べ200以上のアルパカ製品を販売する、インペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。魅力的なアルパカニットのアレコレを発信しております。ショッピングサイトはこちらから
アルパカについて
- アルパカはどんな動物ですか?
- アルパカは南米のアンデス山脈高地に住むラクダ科の動物です。
アルパカは遅くとも紀元前3,000年前までには家畜として人間と暮らしており、現在もおよそ350万頭がペルー政府管理のもと牧畜されています。
- アルパカはなぜ飼われているのですか?
- 最たる理由は、アルパカの毛を人間の衣服に利用するためです。
アルパカの糞は、薪が調達できない高地では煮炊き用としての燃料として重宝されました。 - また、食用として肉だけでなく血、骨、内臓など余すところなく利用されます。
- アルパカは何科の動物ですか?
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アルパカはラクダ科の動物です。
ラクダとアルパカは同じ科に属しているため、「温厚な性格」「攻撃手段を持たない」「唾を吐く習性がある」「胃が3つある」など共通点が多いです。
ラクダ科 ラクダ属 ヒトコブラクダ フタコブラクダ ラマ属 ラマ(リャマ) グアナコ ビクーニャ属 ビクーニャ アルパカ ※アルパカはラマ属という説もあり
- アルパカとラマの違いを教えてください。
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アルパカとラマ(リャマ)は体の大きさや、飼われ方に違いがあります。
ラマは体が大きく、重い荷物が運べる。
ラマは体長が2メートルを超えるほど大きく、険しい山道での荷役として重宝されています。
一方、アルパカは体が小さいですが、その毛は柔らかく高級素材として重宝されています。
「アルパカとラマ(リャマ)の違い」の記事でも詳しくご説明しています。
- アルパカはどんな性格の生き物ですか?
- アルパカは臆病で恥ずかしがり屋さんなのに、好奇心は旺盛という性格の持ち主です。
争いを好まない温和な生き物で、何百頭もの集団生活にも向いています。
- アルパカはどんな鳴き声をするのですか?
- アルパカの鳴き声は「フェ~」とか「フーン」という鳴き声です。
彼らは非常に静かな動物なので、頻繁に鳴くことはありません。
牧場や動物園で聞けたらラッキーなのかもしれません。
その他の鳴き声を詳しく知りたい方は、「【アルパカ】鳴き声にはどんな役割があるのか」の記事をご覧ください。
- アルパカは何を食べているのですか?
- アンデス山脈で暮らすアルパカは草や苔を食べて暮らしています。
牧場などで飼育されているアルパカは、牧草や干し草、ペレット、ニンジンやキャベツなどを食べているのを見かけます。
口に入れた食べ物は一度胃に入れて吐き戻し、再度かみ砕いてから飲み込む「反芻 」という行動で消化します。
- アルパカはどれくらいの大きさですか? また、体重はどれくらいですか?
- アルパカの大きさは150~170センチ、体重は50~70kgほどあります。
頭頂部が人間と同じくらいの位置にくるので、目と目が合わせやすいです。
- アルパカの寿命を教えてください。
- アルパカの寿命は15~20年とされています。
記録された最も長い寿命は28年といわれています。
しかし、近年ではアンデスの異常気象のため、寿命が短くなっているとの報告もあります。
- アルパカはなぜ唾を吐くのですか? 唾はどうして臭いのですか?
- アルパカは非常に温和な生き物なので、攻撃手段を持ちません。
唯一あるのが唾吐きなのです。
唾が臭い理由は、胃の中で分解された草が混じっているからだと考えられています。
喧嘩相手や他の動物を遠ざけるために有効で、唾を吐かれるとその匂いはしばらく取れないほどだそうです。
- アルパカの天敵はなんですか?
- 標高3,500~5,000メートルの高地に住んでいるため、天敵らしい天敵はほとんどいません。
稀にアルパカの赤ちゃんを狙ってピューマやキツネがやってくることがあります。
- アルパカはなぜ毛刈りをするのですか?
- アルパカの毛は、羊と同じく一生伸び続けるからです。
アンデス山脈の冬は極寒ですが、夏は日差しや紫外線が強く、暑い気候風土です。
夏の環境で毛刈りをせずに放置されたアルパカは熱中症などで体を壊してしまうので、1~2年に1回の割合で毛刈りをしています。
- アルパカのスリとワカイヤの違いについて教えてください。
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アルパカは、毛並みの違うスリとワカイヤの2種類に分類されます。
左がワカイヤ、右がスリ
ペルーで暮らすアルパカの75%はワカイヤで、一回の毛刈りで3kgほど取れます。
残り15%はスリで、ドレッドヘアのような毛足が長く、柔らかな毛が特徴です。
スリの毛はとても高価で取引されますが、病気になりやすく、気候変動にも弱いデリケートな性質なので飼育がとても難しいです。 - スリ種について詳しく知りたい方は、「アルパカのスリ種について」の記事もご参照ください。
アルパカ素材について
- アルパカ素材の特徴を教えてください。
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アルパカニットには以下のような特徴があります。
- 滑らかでやわらかい至福の感触
- カシミヤを凌ぐといわれる高い保温性
- 毛玉が出にくいのでお手入れがラク
- 何年も、場合によっては何十年も着られる
- 放湿性が高くカラッとした暖かさ
- 汚れにくいので洗濯は必要最低限
- 軽くて着ていても疲れにくい
- 体の動きにフィットする着心地
- 心奪われるアンデス柄デザイン
- 高級素材の中でも総合的に高い評価
- アルパカはなぜ暖かいのですか?
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アルパカが暖かいといわれる理由は主に2つあります。
- ウールよりも細い毛
- 毛の一本一本がストロー状になっている
アルパカの毛はウールに比べても細く、暖かい空気をため込むことができます。
さらに、毛の一本一本がストロー状になっており、その中にも暖かい空気を蓄えることができるので、暖かいのです。
- アルパカニットのデメリットはなんですか?
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アルパカニットのデメリットを挙げると、以下の通りです。
- 品質が悪いとチクチクする
- 世界的な人気素材なため、値段が高く流通量が少ない
- 毎日洗濯ができない(する必要がない)
- お湯で洗うと縮んで元に戻らない
- アルパカニットはチクチクしますか?
- 一般的に繊維の太さが30ミクロン(0.030ミリ)以上だとチクチクを感じやすくなるそうです。
チクチクを生み出す原因のひとつに繊維の太さが関係しています。
アルパカの毛を使った洋服を選ぶ際は30ミクロン以下のものを選ぶとよいでしょう。
- どうして毛玉ができにくいのですか?
- アルパカの毛はウールやカシミヤと比べて直毛だからです。
毛の表面にあるうろこ状のスケール(人間の毛髪の拡大写真で見かけるキューティクルに該当)が細かく、繊維同士が絡みにくくなっています。
なので、アルパカは毛玉ができにくいのです。
- アルパカの洋服は赤ちゃんでも着られますか?
- もちろん、着られます。
アルパカニットは新生児も着られるほどお肌にやさしいです。
実際に赤ちゃんに着せるのであれば、よりお肌にやさしい「ベビーアルパカ」がおすすめです。
- アルパカニットの洗濯方法を教えてください。
- 洗濯については商品のタグに付いている洗濯表示に従ってください。
アルパカニットは、下着を除いて使うたびに洗濯する素材ではありません。
シーズン終わりに一回でOKです。
基本的にはクリーニングに出すことをおすすめしますが、手洗いをする際は30℃以上のお湯は使わないでください。
縮んで繊維同士が絡み合い、元通りもどすことができなくなります。
- アルパカニットの保管方法を教えてください。
- クリーニングや手洗いで汚れを落とした後、防虫剤と一緒に密閉して保管してください。
可能であれば、除湿剤も一緒に保管するとより良いです。
秋冬になり再び使う場合は、一度、陰干ししてから使うといいでしょう。
- アルパカ素材に品質のランクはありますか?
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毛の細さによってアルパカニットは品質が決まります。
具体的には以下の通りです。
種類 ランク(品質) 繊維の太さ ベビーアルパカ Baby ~23.0μ アルパカ Fine Fleece
(ファイン)23.1~26.5μ Mideium Fleece
(ミディアム)26.6~29.0μ Huarizo 29.1~31.5μ Thichi 31.6μ~ ※1μ(ミクロン)=0.001mm
※ランク名については別の呼称もあります。
- ベビーアルパカと一般のアルパカの違いは何ですか?
- 繊維で言う「ベビーアルパカ」と「アルパカ」の違いは繊維の太さです。
23ミクロン(0.023mm)以下の毛を「ベビーアルパカ」、それ以上太い毛を「アルパカ」と呼んでいます。
ベビーアルパカの毛は、生後3カ月までのアルパカから主に採取しますが、大人のアルパカからも10%前後採取することができます。
- アルパカとウールの違いについて教えてください。
- 羊から取った毛をウール、アルパカから取った毛をアルパカと呼びます。
ウールもアルパカもニット製品に使われることが多いですが、生産量の多いウールはアルパカより安価で幅広く使われています。
繊維の質で言うと、アルパカが耐久性、保温性、手触りなど、ほとんどの項目で優っています。
- アルパカとカシミヤの違いについて教えてください。
- カシミヤ山羊から取った毛をカシミヤ、アルパカから取った毛をアルパカと呼びます。
カシミヤとアルパカはお互いに高級獣毛として知られており、世界的にも需要が大きい繊維です。
一般的に手触りではカシミヤ、耐久性ではアルパカとされています。
保温性はアルパカのほうがカシミヤに比べて同等かそれ以上といわれています。
- 日本で暮らすアルパカでニットを作っても暖かいですか?
- 残念ながら日本にいるアルパカでニットを作っても、ペルー産に比べて暖かくありません。
アルパカの体毛は棲んでいる環境によって変化するからです。
標高3,500~5,000メートルに棲むアルパカは防寒性が高くないと生きられないのです。
- なぜペルー産のアルパカが有名なのですか?
- アルパカはペルーやボリビアなどの南米の高地に棲む生き物だからです。
加えて、アルパカが暮らしている標高3,500~5,000メートルの高地は冬になると極寒の地となり、細くて暖かい毛になるからです。
ペルー産のアルパカニットは「アンデスの宝石」と讃えられています。
- アルパカニットはなぜデザインが豊富なのですか?
- アルパカニットは、同じ高級獣毛であるカシミヤと比べてデザインが多彩ですが、その理由として、ペルーはアンデス文明が色濃く残る地域だからです。
アンデス文明は、アルパカなどの獣毛だけでなく、現在最も効果とされる木綿「海(かい)島(とう)綿(めん)」の原種であるワタが栽培され、古代アンデスの女性たちはこれらを使って、手の込んだ美しい織物を作り続けていました。
その鮮やかな色彩やデザインが現代にも受け継がれ、心躍るような多様な衣類が沢山作られています。
- アルパカニットは気球環境にやさしいのですか?
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アルパカニットはもともと、サスティナブル素材な素材として何千年も愛用されてきました。
- アルパカの毛は耐久性があり、人によっては10年15年と長く着られる
- アルパカは硬い蹄がないので、牧草地の被害が少ない
- アルパカは草やその他植物の先端だけを噛むので、牧草地の被害が少ない
- アルパカの毛は25色もあり、染色のための染料や薬品、水などの使用が少なくて済む
- アルパカの毛は洗浄工程で水の使用量が少なく、水質汚染を抑えることができる
- アルパカはアンデスの高地にする多くの人の生計を担っている
- アルパカは地域経済やそこに暮らす子供たちの教育機会を促進している
アルパカタウンについて
アルパカの毛で作られたニットは、実は高級品として世界中で大人気なのをご存じでしたか?
アルパカニット専門店「アルパカタウン」では、ペルー政府が公的に認めるアルパカ素材を中心に100種類以上のアルパカニット商品をご紹介しています。
「冷え症でお困りの方」「寒がりさん」「薄くて着ぶくれしない、暖かなニットを探している方」などから特にご好評をいただいています。
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この記事を書いた会社
インペリアル・エンタープライズ株式会社
略称 I・E・I(アイ・イー・アイ)
設立年月日:昭和57年(1982年)9月1日
資本金:100,000千円
所在地:〒116-0014
東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル6階
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