3分で分かる!ペルーのアルパカニットが人気なワケ

2019/11/19

アルパカについて

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3分で分かる!ペルーのアルパカニットが人気なワケ

アルパカを連れて歩いているペルーの女性の写真

アルパカ製品を調べていると必ずと言っていいほど「ペルー産」の言葉が出てきますよね。
なぜ、ペルー産アルパカのニット製品はこんなにも人気があるのでしょうか。

  • ペルー産アルパカのニット製品は本当に良いものなの?
  • 日本産アルパカのニット製品は存在しないの?
  • なぜペルー産アルパカのニット製品だけが推されるの?

と疑問をお持ちの方は多いはず。
そんな皆様の疑問を解決いたします。

知っていると知らないでは、ペルー産アルパカのニット製品に対する見方がガラリと変わりますよ。
わずか3分で分かる、ペルー産アルパカの人気の理由をご紹介いたします。

アルパカ毛の素材特徴について詳しく知りたい方は、「アルパカ毛の特徴について ~素材特性やメリット・デメリットがまるわかり~」の記事をご覧ください。

アルパカは南米で生まれ

アルパカは現在、南米、北米、欧州、豪州、中国、日本などで飼育されていますが、もともとは南米のアンデス山脈の高原地帯にしか生息していなかった生き物です。

遅くとも紀元前3,000年前までには南米大陸でアルパカを家畜とした牧畜がおこなわれていたようで、皆さんご存じのマチュ・ピチュで有名なインカ帝国時代(西暦1,200~1,500年代)には、アルパカと密接にかかわっていたことが分かっています。

アルパカは細くしなやかな毛の採取などを目的として牧畜されていました。

アンデス山脈の高地に暮らす人々にとって、アルパカの毛は寒さをしのぐための貴重な衣服の繊維として、また食糧や物資との交易品として利用されていました。

アルパカとアンデスに住む人々の関係性については、「アルパカとアンデスに住む人々との関係」の記事でご紹介しています。

日本で暮らすアルパカのニット製品を見かけない理由

ペルーのアルパカはアンデス山脈の高地、標高3,500~5,000メートルの高原地帯に生息しており、そこは冬になると気温がマイナス20℃にも達する厳冬の地です。
その地で寒さと強風を耐えしのぐために、アルパカの毛は繊維の直径が0.02~0.03ミリと極端に細く、高密度になっています。

一方、国内で飼育されるアルパカは毛が太く防寒性能も失っています。

なぜでしょうか。

実は、アルパカの体毛は環境によって繊維質が変化していきます。飼育される地域の気候に適した防寒性能になるのです。

国内のアルパカ牧場はペルーに比べると比較的温暖で過ごしやすいです。
そうした地域で暮らすアルパカにとってそれほど防寒性を高める必要がなく、むしろ熱中症になりやすいので暑さに適さないといけません。
ですから、必然的に防寒性能は失ってしまうのです。

防寒性に優れたニット製品に使える良質な毛を国内で確保することは、今のところ難しいようです。(採れる毛の量が少ないというものあります)

ペルー産アルパカのニット製品が推される理由

ペルー産アルパカニットのイメージ画像

ペルーに生息するアルパカは前述のとおり、標高3,500~5,000メートルの高原地帯に生息しています。

富士山よりも高いこの地域は、夏には最高で40℃、冬には最低でマイナス20℃、昼夜の寒暖差が35度以上にもなるという過酷な地域です。
この地で暑さからも寒さからも体を守る必要があったアルパカは、極めて繊細で密度の高い、抜群の防寒性能を発揮するようになりました。

また、こうした地域はアンデス山脈には広大に広がっており、その広さは日本列島がすっぽり入るほどだとか。
「アンデスの宝石」と讃えられたペルー産アルパカ繊維ですが、それはアルパカにとって環境も土地の広さも抜群に良かったんですね。
ちなみに、ペルー国内では350万頭以上ものアルパカが飼われているそうですよ。

近年、アルパカ原毛は欧米を中心に冬の定番素材としてトレンドになっており、注目を集めています。
その影響で欧米からの買い付けに拍車がかかり、特に良質のペルー産アルパカは確保するのが難しくなっています。

まとめ

いかがでしたか。
ペルー産アルパカのニット製品が人気になっている理由がご理解いただけたでしょうか。

  • アルパカは南米生まれの生き物
  • 標高が高く寒い地域に暮らすアルパカほど良質な毛となる
  • ペルーにはそうした地域が広大にあり良質な毛が手に入りやすい
  • ペルー産アルパカのニット製品は、日本はもとより近年では欧米でも人気

ということが分かりましたね。

もしアルパカのニット製品をお求めの際は「ペルー産」を目印にして、品質の良いものをチョイスするといいかもしれません。

アルパカ繊維の品質(ランク)について詳しく知りたい方は、「アルパカ繊維の品質(ランク)について」の記事をご覧ください。

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