冷房による乾燥対策におすすめの実践法【6選】

2022/06/21

冷え対策

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冷房による乾燥に苦しんでいませんか?

冷房による乾燥で、喉に痛みを覚える女性の写真

「起きたら喉が痛い、イガイガする」
「肌のシワや毛穴の開き、かゆみが気になる」
「目のかすみや乾燥が気になる」
「髪のパサつきをどうにかしたい」

夏場に冷房による乾燥で、つらい思いをしたことはありませんか?
こちらの記事では、冷房による乾燥でお悩みの方に、その原因と対処法をご紹介いたします。

近年はテレワークの普及により、外に出ることなく自宅で一日中過ごす人も増えてきています。
朝から晩まで冷房のきいた場所で過ごすと、冷えだけではなく乾燥の影響も顕著になりますので、こちらの記事を参考に対処してみてください。

冷房で室内が乾燥する理由

冷房が室内を乾燥させるメカニズムのイラスト。詳細は後述。

冷房のメカニズムを極めて簡単に説明すると、空気中の熱を吸い取って外へ排出することで室内を涼しくします。
そのとき、空気中の水分も一緒に逃がすため室内が乾燥します。

温度が下がれば水分量は大幅に下がる

室温が低くなると、乾燥を感じやすくなります。
湿度が50%の環境でも、室温が20℃と30℃の場合では空気の中に含まれる水分の量が異なるからです。

仮に6畳部屋の空間を25㎥だとすると、室温が10℃下がるだけで約165㎖分もの水分が失われる計算になります。

室温 1㎥あたり蒸気量 25㎥あたり蒸気量(※)
(6畳部屋)
30℃ 15.2㎖ 約380㎖
20℃ 8.6㎖ 約215㎖
(※)
室温30℃の場合:15.2㎖×25㎥=380㎖
室温20℃の場合:8.6㎖×25㎥=215㎖
380㎖-251㎖=約165㎖

室温が下がると、いかに乾燥するかが分かると思います。

さらに、冷風が直接当たって体からも水分が奪われることを考えると、冷房による乾燥を軽視することができません。

冷房による乾燥対策におすすめの実践法【6選】

冷房による乾燥対策としては、基本的に以下の2点になります。

  • 室内の温度をなるべく下げないこと
  • 湿度が排出されないように加湿すること
冷房による乾燥対策のため、洗濯物を室内干ししている写真

具体的な実践方法をご紹介いたします。

  • 設定温度を上げる
  • タイマー機能で使う時間を短くする
  • 洗濯ものや加湿器で加湿する
  • 水分補給をする
  • スキンケア
  • マスクを着ける

設定温度を上げる

湿度と温度の関係性をあらわす棒グラフ。詳細は後述。

グラフの通り、湿度が同じでも温度が上がれば空気中に含まれる水分量は上昇します。
ですから、できるだけ室温を上げることで乾燥はやわらぎます。

冷房による乾燥が気になったら、まずは冷房の設定温度を上げましょう。

タイマー機能で使う時間を短くする

運転時間が短ければ、それだけ排出される水分量も少なくなります。

例えば、夜間も冷房を使っているなら、タイマー機能を使って運転時間を短くしてみてはいかがでしょうか。

暑さで目覚めるようなら、扇風機を併用するなど工夫してみてください。

洗濯物や加湿器で加湿する

洗濯物を干す、加湿器を使うなど、お部屋を加湿するのも有効な手段です。

洗濯物を干す場合、風が直接当たるようにすれば乾きやすく、効率的に加湿ができます。

水分補給をする

空気が乾燥していると、体も水分不足になりがち。
小まめな水分補給を行うことで、熱中症対策や風邪予防(ウイルス対策)にもなります。

スキンケア

肌には保水機能がありますが、冷房が直に当たると肌の水分が蒸発していきます。
肌は乾燥するとバリア機能が低下して、外部からの刺激に弱い状態になります。

それにより、シワの原因になったり、敏感肌を刺激してしまったり、肌トラブルを招いてしまいます。

冷風に直接当たらないように衣類を着て、肌を保湿するなどのスキンケアが大切です。

マスクを着ける

喉を乾燥から守るにはマスクを着けるのが一番です。

喉が乾燥すると、ウイルスや細菌の進入を防ぎづらくなってしまい、病気につながる可能性があります。

水分補給ができない就寝中は、お休みマスクを着用するなどで対策してください。

まとめ

冷房による乾燥対策をご紹介いたしました。

長時間冷房をつけていると、空気が乾燥しやすくなります。

冷房による乾燥を防ぐために、ご紹介した対処法を実践しながら、元気に夏を乗り切りましょう。

冷房冷えの対策について詳しく知りたい方は、「夏場の冷え・冷房対策におすすめの体を温める実践法【4選】」の記事をご覧ください。

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