【徹底解説】アルパカニットの毛玉対策と予防方法

2022/10/21

アルパカ毛(アルパカ繊維)

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当ブログは2003年の10月からアルパカニット製品の販売を手掛け、年間に延べ200以上のアルパカ製品を販売する、インペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。魅力的なアルパカニットのアレコレを発信しております。ショッピングサイトはこちらから

アルパカニットに毛玉ができにくい理由

アルパカニットに毛玉ができない理由と、できてしまった時の対処法をご紹介

ニット素材はどうしても毛玉ができやすいという弱点があります。
しかし、アルパカ毛はまったく毛玉ができないというわけではないですが、毛玉になりにくい性質があります。

10年以上着用したアルパカニットの繊維をアップで撮影した写真。これまでクリーニングは数回しか出しておらず、毛玉もほとんど発生していません。

アルパカニットが毛玉になりにくいのは、主に以下の理由だからです。

  1. 毛の表面にあるうろこ上のスケールが細かいから
  2. アルパカの毛は直毛だから
  3. 耐久性があるから

詳しく説明いたします。

毛の表面にあるうろこ状のスケールが細かいから

アルパカの毛の表面には、うろこ状のスケールがあります。
これは、人間の毛髪の拡大写真で見かけるキューティクルに該当するものです。

このうろこ状のスケールが大きいと、毛と毛が絡みやすく毛玉になりやすくなります。
しかし、アルパカはうろこ状のスケールが非常に細かいため、繊維同士が絡みにくくなっています。

アルパカの毛は直毛だから

ウールは、くるくるとカールしたような毛です。
皆さんも羊毛を思い浮かべると、くるくるとした毛を思い浮かべるのではないでしょうか。

ウールはウェーブがあるのでお互いに絡みやすい性質があります。
そのため、毛玉がどうしてもできてしまいます。

一方、アルパカの毛は直毛に近く、癖が非常に少ないです。
上述のように、毛の表面がツルツルとしていることもあり、繊維同士が絡みにくく、毛玉ができにくいのです。

耐久性があるから

ニットは摩擦に弱いという性質があります。
セーターのわき腹や袖の内側に毛玉ができやすいのは、着用中に摩擦が起きるからです。

アルパカの毛は、他の獣毛素材に比べて耐久性が高いです。
毛玉ができないというわけではないのですが、もともと毛玉になりにくい性質を持っているのです。

アルパカニットに毛玉ができてしまったときの処理方法

毛玉ができにくいアルパカですが、連日着用したり、何年も着用したりしていると小さな毛玉ができることがあります。

その場合は、ハサミで毛玉を浮かせて取ることをおすすめいたします。

毛玉取りブラシを使うと効率的に思えますが、毛玉とともに周りの毛を巻き込んでしまうこともあるため、面倒でもハサミを使う取る方法がニットを傷めません。

アルパカニットで大量に毛玉が出ることは滅多にないと思いますが、ハサミが面倒な場合は、電動式の毛玉取り器を使ってください。
ただし、この場合はニットに押し当てることは絶対にせず、浮かせた毛玉だけ取るようにして、仕上げはハサミで行いましょう。

毛玉ができないようにするには

ニットの毛玉を防ぐには、次のことが大切です。

連続して着用しない

先ほどもご説明したように、ニット製品は摩擦に弱いので、休ませながら着ることをおすすめします。

最低でも一日おきに着用しましょう。
連日での着用は製品の寿命を縮めてしまいます。

摩擦が起こらないようにする

ニットに摩擦が起きる要因としては、以下の場面が挙げられます。
神経質になる必要はありませんが、ニットを着るときに少し気を遣うだけでもより毛玉はできにくくなります。

  • コートなどアウター類をニットの上に羽織ること
  • 腕を振る、腕を組むなどの動作
  • 椅子の背もたれに寄りかかること
  • バッグやリュックを持ち歩くこと

お湯で洗わない、ゴシゴシ洗わない

手洗い表示のあるアルパカのニット製品に限っての話ですが、手洗いをする際は必ず、30℃以下の水またはぬるま湯で、手早く洗ってください。

強い力で洗う毛玉ができやすくなります。
また、洗い方を間違えるとニット自体が縮んでしまい、再生が困難になります。

アルパカニットの洗濯方法については、「必見!アルパカニットの正しい洗濯やお手入れ方法」の記事でご紹介しています。

着用後に軽くブラッシングをする

着用後に、カシミヤなどにも使える馬毛でできたブラシを軽くかけるとベストです。

表面を軽く撫でるようにブラッシングをすると、ホコリと一緒に耐久性のなくなった毛を取り除くことができます。
また、毛並みを整えることで毛玉になるのを防いでくれます。

アルパカニットの専門店「アルパカタウン」について

アルパカニット専門店「アルパカタウン」では、ペルー政府が公的に認めるアルパカ素材を中心に100種類以上のアルパカニット商品をご紹介しています。

アルパカは、毛の一本一本がストローのように空洞になっており、そこに暖かい空気を溜め込むことで高い保温性を発揮してくれます。

「冷え症でお困りの方」
「寒がりさん」
「薄くて着ぶくれしない、暖かなニットを探している方」

などから特にご好評をいただいています。

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この記事を書いた会社
インペリアル・エンタープライズ株式会社
略称 I・E・I(アイ・イー・アイ)

設立年月日:昭和57年(1982年)9月1日
資本金:100,000千円
所在地:〒116-0014
    東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル6階

お問い合わせ
電話:0120-989-808
 通話料無料・午前9:30~午後5:00(土・日・祝日除く)
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